アゼル＝ラドワーン役
寺島拓篤

ーー作品の印象を教えてください。
　タイトルがすごく大胆で、とてもわかりやすいなと思います。だた、それに惑わされないぐらい、ものすごくちゃんとした世界観設定とキャラクター設定がされていて、台本を読み進めていてもすごい良いものを作ってるなと思いましたね。それが最初の印象でした。
そうなってくると逆にタイトルとマッチしていて気持ちが良いなと感じたり、王子たちの生き方や、彼らを取り巻く環境だったり、いろいろなポイントが面白いなって思いました。もっともっと面白い世界観や各キャラクターたちの国が繋がっていく壮大なストーリーが作れるんじゃないかなという可能性も感じましたね。


ーーご自身のキャラクターの第一印象と魅力的なポイントを教えてください。
今回演じたキャラクターがタンザナイトという国の王子なんですが、実は私の誕生石もタンザナイトなんですよ。宝石のタンザナイト自体も凄く好きで、今日もインタビューに着けてくれば良かったなと思うぐらいこのキャラクターにも特別な愛着がありますね。

アゼルは浮世離れしていたり、金欠だったり、すごく崇められていたり、夢の中に行けたりと、かなり色々な要素を含んでいるので、音声でどこまで表現できるのかなという部分は、少し台本を読んでいて悩みましたね。ただ実際に声を出してセリフを読んでみるとシナリオの部分は何となく想起できるようなセリフの配置になっていたので、とても役を作りやすかったです。
そこから実際に現場でアフレコしてみて、少し違うなという部分も出てきたり、思っていたよりも、素直でいい人だなという部分も多くあったりしました。キャラクターの設定上で表記されているリアリストなどの部分は意外と気にしなくていいのかなって思うぐらい素直に演じることができました。


ーー演じる際に意識した点についてお聞かせください。
公に向けたものと、あなたに向けたものを「言葉の音質的なところ」や「テンポ感のところ」で明らかに作っているなと差がわかるように意識をしました。それにアゼルの本質的な部分が嫌な感じにならないように現場では気を付けていました。特にリアリストっていうと僕の中では「人のことを突き放すような、嫌な部分もあるのかな」と思っていたんです。でも実際はそんなことはなくて、自分の気持ちの照れであったり恥ずかしさであったりという部分がそういう人に見えてしまっているんです。なのでそういう「イメージしていたリアリスト」のような嫌な印象を与えないように聞いてもらえるよう特に意識していましたね。

ーーご自身のキャラクター以外で気になるキャラクターとその理由も教えてください。
ビジュアル的にはダントツでカガリですね。特に「和」をイメージした雰囲気がひと際、異彩を放っている感じがします。刀を携えていたり、髪型も可愛いらしい色合いであったり素敵だなと思っていました。

ーー「イケメン王子」というタイトルにちなみ、自分を「〇〇王子」だとするならなんだと思いますか？
世間一般では眼鏡の人で通ってしまっているので、やっぱり「眼鏡王子」ですかね（笑）

ーーファンの皆様へのメッセージをお願いします。
皆様のお力のおかげで昨年3周年を迎えることができました。本当におめでとうございます。今回、王子達の仲間に入れて頂きますが他の王子たちにはない魅力を「アゼル」も持っているので、この機会に好きになって頂けたらとっても嬉しいです。是非、彼を呪いにかけてあげてください。