――「イケメンシリーズ」や、作品の印象を教えてください。 「イケメンシリーズ」はCMで拝見して、タイトルや戦国時代が舞台の作品があることは知っていましたが、さすがにプレイしたことはないです(笑)。 本作の舞台となる鎌倉時代の前後だと、源義経の方が主役で描かれることが多いですよね。頼朝はむしろ悪として描かれているイメージでしたが、本作では違って。重臣たちや義経たちとも絡みがあり、キャラクターの皆さんがイケメンという「イケメンシリーズ」ではあるんですが、イケメンと鎌倉時代の雅な風貌が、大変相性がいいんだなと思いました。 シナリオも、玉藻や鞍馬などの絡みから入ってきて、恋愛模様だけじゃなくて、男性たちの戦の部分であったり、兄弟の確執であったり。そういう部分も描かれているので、楽しいなと思いました。 ――ご自身のキャラクターの第一印象と、魅力的なポイントを教えてください。 まず、見た目でプレッシャーが上がりました(笑)。二面性というか、パブリックな部分では、朗らかというか……むしろカリスマ性のある良き将軍として。裏では、仲間内にだけ横柄であり、ドSであり、腹黒でありと、気を抜いた場面が描かれるということで、見た目のスタイルはシュッとしているんですが、本人の遊び(自由度)があるということに関しては、好感を持って、自分の中でも楽しく演じさせていただければなと思っていました。 また、僕の演技のせいなんですけど……表の朗らかな面の方が、うさん臭く見えるという(笑)。腹黒く演じていても、ウソのない方がなんとなく本心としての真実味を感じられるもので。キャラクター紹介にも“完璧な将軍を演じる”ということが書いてあるので、取りつくろった言葉の方が、自分で演じていても若干うさん臭いなと感じました。そういった二面性が魅力につながると思うので、良い将軍をやっている時は、どんな顔になるのか楽しみです。 ――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。 「イケメンシリーズ」は、次は鎌倉時代ということで、僕は鎌倉時代のこの刀の持ち方が好きです。江戸時代まで進むと刀の反りが逆になるんですけど、平安、鎌倉時代から戦国時代までの間に見られる、上に反っている状態の刀のデザインが結構好きだったりするので、そういった雅な彼らと武士たちとの戦い、そして、頼朝と義経の新たな物語を楽しんでいただけましたら幸いでございます。