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―― 『イケメン戦国』の印象を教えてください。
もう随分前から一方的にこの作品の存在は存じ上げておりましたし、別世界のイケメンの人生は声を担当させていただいていたので、今回このイケメン戦国の新たな要素として黒田官兵衛の声を担当させていただいたことに非常に光栄に思っております。
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―― ご自身のキャラクター「黒田官兵衛」について、第一印象と魅力的なポイントを教えてください。
黒田官兵衛は現場で戦う人というよりは、策を講じて勝利に導く軍師という立ち位置の武将なので、その上で参謀としての能力もそうなんですけれども、人に対して決して本心を見せないというのは戦場にあってはすごく合理的というか、シゴデキな人なんだなというのを強く感じました。
自分がものすごく広い視点でものが見れて考えられるということや、命をかけて国をかけてやり合うというところにおいて、足を引っ張りどうこうとかではなく、人間はとても可愛いという独自の視点を持って生きている人というのは非常に面白みを持って今回演じさせていただいて、想像した結果が皆さん聞いていただいた通りということでございます。非常にやりがいのある人物でありました。 -
―― 演じる際に意識した点についてお聞かせください。
いつ何時であってもぶれない、動じない。良い意味でマイペース、良い意味で食えない(笑)、というところでやらせていただきました。

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―― 官兵衛は「善意の支配者×愛玩」がキーワードとなるキャラクターですが、どのようなイメージをお持ちになりましたか? また、ご自身と官兵衛との共通点はありますでしょうか?
彼独自の倫理観で生きているところがあるので他者には理解されないんですけど、それを理解してもらおうと思っていないという「自由さ」。でもその自由さが、押し付けではなくいつのまにか周りがそれに影響されてしまっているという「怖さ」。それが何とも言えないあの魅力となっているキャラクターだなという風に思いました。
どちらかというと僕はいつのまにか乗せられているタイプの人間なので、共通点を見い出すのはちょっと難しいかもしれませんが …。この人良いなと思った人にはとことん惚れ込んでしまうところはもしかしたら似ていると言えるのかもしれませんね。 -
―― 『イケメン戦国』では、戦国時代にタイムスリップをしますが、もしご自身が行くとしたら行ってみたい時代はありますか?
縄文時代(笑)。今回は戦国というところで主従関係ですとか国を背負ってみたいなところがクローズアップされがちですけど、そういう立場の上下とか国という概念がない時代の人間同士のやり取りみたいなものにものすごく興味があります。
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―― 最後にファンに向けて、メッセージをお願い致します。
今回ありがたく黒田官兵衛役を承りました佐藤です。
この新勢力(足利軍)がこれまでのイケメン戦国の世界観にどう影響を及ぼすのかというのも非常に興味があるところでございますし、この作品が末永く皆様に親しまれ愛される一つの要素になりましたら非常に嬉しく思います。これからもよろしくお願いします。

