ストーリー

――時は鎌倉時代、1192年。征夷大将軍、源頼朝に滅ばされたはずの弟、源義経は、あやかしの力を得て生きていた。

ある日、薬師であるあなたは傷ついた妖狐を助けた直後、頼朝と義経の戦いに巻きこまれてしまい・・・

お前の魂は美しい。よって、この俺と契ることを許そう

何と、助けた狐は妖狐だった・・・!彼に取り憑かれ、不思議な力で危機を脱したあなた。

その力のせいで、頼朝率いる幕府から協力を求められ、義経率いる反乱軍と戦うことになり・・・

狐憑き――お前は今日から俺のものだ

源氏兄弟を中心に沸き起こる戦乱の中であなたは、狂おしくも鮮やかな恋に落ちていく――

用語説明

  • 殺生石

    【せっしょうせき】 かつて都の陰陽師が玉藻を封じた岩。
    封印を解き玉藻を使役するために鎌倉に運び込まれたが、義経によって破壊された。

  • あやかし

    人ならざるもの。呪力を持つ存在で、姿かたちも様々。
    大半のものは死者の世界である常世と、
    人の生きる現世の狭間、『異界』に住まう。
    種族差はあるが長い時を生きる。
    人間への悪戯を好むものが多い。あやかしにとって
    食事は娯楽。睡眠も人間ほど必要としない。

  • 呪力

    【じゅりょく】 あやかしが持つ人知を超えた力。
    呪力の強さや特性には種族差・個体差がある。

  • 憑依

    【ひょうい】 あやかしが人間の心と身体を乗っ取り、
    影響を与えること。強大な呪力を持つあやかし、
    または人間の心が弱っていれば、
    完全に乗っ取ることも可能。
    憑依できるのは一度にひとりだけ。
    特殊な例の憑依として『契り』がある。

  • 契り

    【ちぎり】 強大な呪力を持つあやかしのみが行使できる、
    特殊な憑依のこと。
    契りはあやかしが人と自分の魂を結びつける呪いを施す
    ことで成立し、人間は契りを交わしたあやかしの呪力を
    何らかの形で行使できるようになる。
    契りを結んでいる間あやかしの力は半減するなど、
    あやかし側の制限が大きいため、契りが結ばれることは
    非常に稀である。

  • 陰陽師

    【おんみょうじ】 陰陽寮に所属する者たちのこと。
    占術や加持祈祷、祭祀、暦の編纂などを執り行う。
    陰陽術に優れた者は、あやかし退治に駆り出されることも。

  • 幕府

    【ばくふ】 将軍を中心に武士が政を行う場所。鎌倉に位置する。

  • 朝廷

    【ちょうてい】 帝や貴族が政を行う場所で、京に位置する。
    泰親の所属する陰陽寮もここに含まれる。

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